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宝泉湯(北区)

■入湯店名■
・宝泉湯(北区)
■所在地&電話■
・北区豊島8-23-5_電話・03-3919-7487
■利用料■
・¥430-
■営業時間■
・15:00〜24:00
■定休日■
・第二、第四水曜日
■設備■
・白湯1(42℃)
・白湯2(42℃)〜座風呂・電気風呂
・ガスサウナ(別途¥320-)
・露天風呂:白湯(42℃)
・水風呂
・カラン:19
■付帯設備■
・フロント形式
・休憩ロビー
■旧暦■
・卯月16日(満月)
■13暦■
・スペクトルの月19日 KIN92_黄色い磁気の人
■データ■
・天気:晴れ〜曇り
・入湯時間_18:45〜19:30
・同時入湯者数:4〜2人(浴室のみ)
■記■
・最寄り駅は南北線の王子神谷駅。宝泉湯は、駅から斜めにのびる庚申商店街を歩くこと7〜8分のところに位置する。この商店街、現在はあまり活気を感じないが、古くからの地場店が多い様子。生活感は十分あるのにコンビニがほとんど見当たらない。小間口の敷地が連なっている町並みだからかもしれない。
 そんな庚申商店街から細い路地を少し左に入る。と、宝泉湯の入口電飾看板が目にとまる。ビル型の銭湯だ。フロントには温厚そうな御主人が座っている。狭いながらちょこっと休むには良さそうなロビーを抜けて脱衣室に入る。ビル銭湯なので天井は低め。外部にちょっとした空間があり、荷物置き場になっている。昔は庭だったかもしれない。せっかく掃き出し窓が付いていて開放感があるので、こういった「ちょっとしたスペース」をサービス空間として生してくれると良いと思う。
 浴室は少し変ったレイアウト。向かって右手にカランスペース、左手は浴槽とサウナのスペースでその奥が露天エリアになっている。どちらかと言うと関西系のレイアウト的ではあるが、ビル銭湯ならではの敷地条件や柱割りから設定されたものだろう。内湯浴槽は、座風呂+電気風呂のアイテム浴槽と、シンプルな白湯浴槽の二つがある。天井は一部が吹抜けで高くなっているので低めの天井の圧迫感が緩和されている。二つの内部浴槽の間を抜け、露天エリアに入る。全面蛇紋石の乱貼りとなっていて、天井によしずが乗せられている。上階のマンション(多分自宅)からの目隠しを兼ねているのであろう。銭湯としては比較的広めの露天風呂だ。少しゴージャス。浴槽の端に囲いがあって2口吐出のうたせ湯になっている。割と強めの水圧で囲まれているので、ちょっとした瞑想には良い感じ。この形式のうたせ湯を現在新規設置しようとした場合、掛け流しでない限り保健所の指導でNGとなってしまう。
 この日は一番人の少ない時間帯に入浴したため、貸切り状態の露天エリアの床で寝転んでストレチする等、かなり贅沢に空間を楽しんだ。蒸し暑かった日中の外仕事の後、露天風呂で味わう外気が気持ち良かった。

宝泉湯(北区)_f0091934_177588.jpg

by space88 | 2008-05-21 23:05 | ☆東京の銭湯

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


by space88
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