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01-01「場 素」

■場素と書いてBATHと読む。そう、風呂とは自分の素に戻る場所。あるいはすと向き合える場所。生まれたままの姿で、胎児のように温かい湯の中に入る。至福のひととき。。。そもそも人は生まれた時、まずはじめに産湯に浸かる。これには「清めの沐浴」という意味合いがあるともいわれている。そして死ぬとき、往生浴として遺骸は湯で拭き清められる。仏教で「湯灌(ゆかん)」と呼ばれる人生最後の沐浴。つまり風呂に入るということは、多くの日本人が人生で一番最初と最後にする行為なのだ。そしておじぃちゃんは声を上げる「あ〜ごくらく、ごくらく」死んでからも風呂か?風呂が心身に及ぼすメカニズムを探る前提として、まずはなぜ風呂がこんなに気持ちいいものか?その理由を考察してみたい。(続く)
■入湯店名:越の湯(港区) 
■利用料 ¥430
■営業時間 15:00〜24:00 ■定休日 毎週火曜日
■設備:立ちシャワー、座風呂
■付帯設備:
■記録:天気_晴れ 入湯時間_23:00〜23:50 入湯者数_3人〜4人
■暦:律動の月11日 KIN99 青い銀河の嵐
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by space88 | 2006-12-23 23:58 | ☆東京の銭湯

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


by space88
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