銭湯道

■建築設計屋という職業柄、地鎮祭や上棟式など神事に接する事が多く、神道をかなり身近に感じる今日この頃。先日、広尾神社の社務所で神職の方とお話をする機会があり「事務所に簡易に神札を設置したい場合、どのような方法があるか?」という質問をしたのだが、答えは「しっかりとした背景となる厚紙みたいなモノに貼付けるのが良いが、要は気持ちの問題。神様がいらっしゃりやすいような思いをその場に持たせる事が大切」という事であった。非常にしっくりと来る回答だった。。。神様がそこにいらっしゃる〜住まわれるということ・・・。当たり前だけど、神棚をきれいにするってそういう事なんだと思った。お社を清める大切さを再認識。
 ふと思った。実は、人間のこの体、こここそがお社ではないかと。。。もちろん頭では、人間は、神様の一部であるとか、全ての中に神様がいるだとか考えていたわけだが、人間の体を「お社」と発想した事はなかった。そう考えると、これは自分にとって非常にしっくり来る神道(的)解釈である。神様がいらっしゃりやすいような気持ちと体であれば、ご利益も大きいはず。風呂の機能には古来よりそういった一面があるのかもしれない。
 さて、銭湯に入り、カランの前に座る。鏡に向かう。(神社も正面はたいがい鏡が置かれている)体を丹念に洗い、自分の顔をしっかりと見つめる。心と体をしっかり解きほぐし、精神を清める。銭湯は、そんな儀式的行為も良く似合う空間だ。
■入湯店名:越の湯(港区、麻布十番)
■記録:天気_くもり 入湯時間_21:10〜21:50 入湯者数_11人〜8人
■暦:水晶の月6日 KIN157 赤い磁気の地球
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by space88 | 2006-06-04 22:00 | ☆東京の銭湯

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


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