人気ブログランキング | 話題のタグを見る

青森の公衆浴場も値上げ

■ついに東京に続き、青森でも公衆浴場料金が値上がりだと言う事だ。青森は、当事務所の設計した「桂温泉」が三沢にあり、その状況は理解しやすい。意外にも青森は温泉銭湯が多く、三沢などは銭湯の利用が生活に根付いているエリアである。人口10万人当たりの一般公衆浴場数では、青森県は25.3軒で、全国1位(下記データ参照)なのだが、そんな地域にもとうとう値上げの気運が波及したというわけだ。確かに重油の高騰は銭湯にとっては大きな打撃であり、いたしかた無い面もろうが、やはり値上げは利用者数の低下を招き、結果利益は減少する結果を招く事になる気がしてならない。値上げの恩恵(利益アップ)を受けるのは、利用者が多く、設備が充実した一部の銭湯だけで、利用者がもともと少なかった古い施設の銭湯は、さらなる利用者の減少を生み、結果、業界内の利益の格差を広げる結果となるだろう。。。というのが私の予想。値上げによる解決は、自らの首を絞める事になるだけであり、それは廃業への加速を意味する。その結果はすぐに明らかになるだろう。業界として「値上げ」という手を打ってそこで止まらずに、第二第三の対応策を至急考え、行動する必要があると思われる。。。

[一般公衆浴場] (1)沸かし湯を使う「銭湯」(2)温泉施設(3)市町村が経営する公立施設—に分類される。青森県は、人口10万人当たりの一般公衆浴場数が25.3軒で、全国1位(県統計分析課、2002年度調べ)。東北6県の銭湯数(大人の入浴料金)は、24日現在(1)青森112軒(350円)(2)岩手44軒(同)(3)福島25軒(同)(4)秋田22軒(360円)(5)宮城20軒(同)(6)山形4軒(300円)—の順。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060525-00000002-khk-toh

■記録:天気_雨 入湯時間_22:00〜22:40 入湯者数_6人〜1人
(広尾湯休業のため、松の湯に入湯)
■暦:スペクトルの月24日 KIN146 白い電気の世界の橋渡し
青森の公衆浴場も値上げ_f0091934_1115181.jpg

by space88 | 2006-05-24 23:02 | ☆東京の銭湯

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


by space88
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31