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20111126更新しました。


銭湯がアツイ!ふくの湯リニューアル記念イベント湯フェスvol.6

『銭湯ペンキ絵&アフリカン★LIVE★』

銭湯の伝統「富士山ペンキ絵」× アフリカンダンス&パーカッションJAZZセッション。
音楽とともに熟練ペンキ絵師の妙技を見る事ができる特別な空間です。
銭湯空間を利用した「カフェ」「銭湯グッズ販売」なども出店予定。


◎日時

2011年12月17日(土曜)14:00~18:00
(ふくの湯の本オープンは、12月18日からとなります)


◎ところ

千駄木ふくの湯 文京区千駄木5-41-5(文京区・本駒込駅7分)


◎出演

ペンキ絵/丸山清人+中島盛夫
アフリカンダンス&パーカッションJAZZセッション/Yalaqwe
実況&解説/町田忍(庶民文化研究家)


◎入場無料イベントです!(入浴はできません)


◎その他詳細が決まり次第、随時更新していきます。
皆様のご来場をお待ちしております。


◎出演者プロフィール

★丸山清人(ペンキ絵師
昭和10年、東京生まれ。昭和28年背景広告社に入社。昭和55年より独立して活動。銭湯最盛期より都内の北東部を中心として千葉県、神奈川県等に数多くの銭湯背景画を作成。多数の個展やグループ展を通じ背景画以外にもペンキ絵作品を発表している。最近では2007年六本木ヒルズ森美術館で開催された、36組の日本の現代アーティストを紹介するアート展「六本木クロッシング」にも出品。ユニークな作品制作スタイルとタッチが評価された。

★中島盛夫(ペンキ絵師)
昭和20年、福島県生まれ。昭和39年背景広告社に入社。昭和45年より独立して活動。全国でも数人しかいなくなったとされる業界の中で、現在最も精力的に活動しているペンキ絵師。南西部を中心に、都内全般に銭湯背景画を作成。近年ペンキ絵が再び脚光を浴びる中、住宅や商業施設、テレビコマーシャルの背景画、子供のための絵画ワークショップを行うなど活動の巾を広げ続けてる。2009年、直島にある現代美術作家の大竹伸朗作「I?湯」の背景画も担当した。

★YALAQWE(アフリカンダンス&パーカッションJAZZセッション)
東京、ニューヨーク、ロスアンゼルス、西アフリカなどで打楽器演奏、ダンス、あるいは楽器製作を学んできたというメンバーによるアフリカン音楽&ダンスのユニット。メンバー全員が国際色豊かなキャリアを持ちがらも、地元駒込~谷根千界隈を愛し、深いつながりを持つ。
◆加藤タクミ (per) 東京ジェンベファクトリー(TDF)工房長。西アフリカのアーティストを日本に招聘し、数々のワークショップをオーガナイズ。またツアーサポートメンバーとして演奏している。tamtam楽団では来日アーティストのオープニングアクトや国産ジェンベ打サミットに出演。
◆茂木日光 (dance) 東京下町、老舗下駄屋の孫娘!アフリカ屋営業部長。吉祥寺、町屋でダンスクラスの講師を務める。tamtam楽団所属。
◆池宮ユンタ (per) クラブシーンで多様なダンサーとのセッションを精力的に行うパーカッショニスト。つい先日、ニューヨーク打楽器修行からの帰国ながら千駄木移住希望。
◆高井汐人 (sax) 多くのアーティストとのセッション経歴を持つ、根津在住の美食音楽家。高井汐人クインテット、DCPRG、朱雀大路所属。

★町田忍(庶民文化研究家/実況解説)
和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代ヒッピーに憧れてヨーロッパを旅する。帰国後、日本文化に興味を抱き博物館学芸員資格を取得。警視庁警察官を経て、庶民文化において見落とされがちな風俗意匠研究のため「庶民文化研究所」を設立。特に銭湯にかけては第一人者。約30年をかけて全国の銭湯約3000軒を訪ねて取材。主な著書に『写真集 銭湯遺産』(戎光祥出版)『銭湯の謎』(扶桑社)『銭湯へ行こう』(TOTO出版)『東京ディープ散歩』(アスペクト)などがある。テレビ、ラジオ等出演も多数。(社)日本銭湯文化協会理事。


◎INFO

◆ ふくの湯所在地:文京区千駄木区5-41-5 南北線 本駒込駅 徒歩7分
◆ 入浴イベントではありません。入浴はできませんのでご了承ください。
◆ フード&ドリンクmenuもご用意する予定です。
◆ 会場に駐車場はありません。公共機関利用にての来場にご協力お願いします。
◆ ふくの湯「本オープン:営業開始」は2011年12月18日15:00~を予定しています。
◆ イベントに関する「ふくの湯」へのお問合せはご遠慮ください。
◆ お問合せ先:space88@blue.plala.or.jp(担当:今井)
◆ 当日ヘルプスタッフ募集中。ご希望の方は上記アドレスにメールください。
  詳細内容を返信いたします。
◆ イベント詳細情報はこちら「湯フェスvol.6」で検索、または→
http://sentoushinkousya.web.fc2.com/yufes06_fukunoyu.htm
◆ 企画運営:銭湯振興舎


その他詳細が決まり次第、随時更新していきます。皆様のご来場をお待ちしております。
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# by space88 | 2011-11-02 21:06 | ★湯フェス

銭湯ナイト2011

~銭湯ナイト、今年も開催!~

銭湯のあれこれを語り合うイベント「銭湯ナイト」が新宿ロフトプラスワンにて

10月10日銭湯の日に開催されます。(19:00〜22:00)

今井健太郎建築設計事務所もいつもお世話になっています。

銭湯ナイトVol.7 「東北、そして三陸の銭湯へ」&「京都極楽銭湯案内」

詳しくはコチラ!!→銭湯ナイトVOL.7

いつも銭湯の応援ありがとうございます!
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# by space88 | 2011-10-03 16:58 | ★銭湯イベントINFO

文化浴泉@J_WAVE

文化浴泉さんが、J WAVEの取材を受け、
7月5日HELLO WORLDの「銭湯特集」で放送されました。
番組では、芸能界でも銭湯通で知られる
やついいちろう(エレキコミック)さんが、文化浴泉を紹介してくれています。

番組の様子はがUSTREAMで配信されていますので是非ご覧ください!
店内の画像もあります。(00:20:15〜くらいから)↓
http://www.ustream.tv/recorded/15812831

また、番組の後半ではやついいちろうさんの銭湯ランキングも発表され、
こちらでは、戸越銀座温泉(当事務所設計)を1位でランキングしていただきました!
(00:08:00〜くらいから)↓
http://www.ustream.tv/recorded/15813813

やついさん、いつも銭湯の応援ありがとうございます!
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# by SPACE88 | 2011-07-06 11:45 | ★メディア出演、掲載
★狭小空地を生かした、奥行きのある庭空間★(1010誌 108号掲載バックナンバー)

 大黒湯やタカラ湯をはじめとして、クラッシックな名銭湯が多い足立区エリア。五反野駅から徒歩5分ほどに立地している曙湯も、昭和32年築以来3回の中普請を経てなお木造銭湯の良さを現在に引き継ぐクラッシックな外観の銭湯だ。
 曙湯で着目したいのは、男側の浴室脇にある屋外空間。この空間には滝から池、岩の露天風呂、そして四阿(あずまや)風の休憩所までが一連の空間として配置されている。天然石の配置や、樹皮貼り仕上の壁、絶妙な植栽配置により実に良い雰囲気を生みだしている。昔ながらの職人さんのセンスと技に加え、時間の積み重ねと行き届いた管理が光る庭である。現代建築において、建物脇のほんのちょっとした空間をこれだけ充実感のあるものにしている例は、そうそうない。
 しかしこの空間を「古き良きもの」として片づけてしまってはもったいない。わずか幅約1m×奥行き3mほどの広さしかない庭に、実際以上の深い奥行きを感じるのはなぜか?ポイントは落差約3mの滝石と作庭要素の連続配置にある。まず滝を導く超縦長の自然石が背景となって視線が上方に広がる効果を生み出している。加えて滝石と浴槽の間には幾層にも形の異なる植栽や木々、灯籠や石橋などが重ねて配置されており、これが遠近感や奥行き感をもたらしている。さらに入浴者の視線(空間感覚)は、手前の岩浴槽、そして背後の休憩所へとつながっていく。
 街中の銭湯は、他業種の温浴施設に比べ、どうしても敷地の広さでかなわない。しかし、狭いながら銭湯にもできることもあるのではないだろうか?曙湯の屋外空間を見ていると、建物脇のほんのちょっとした狭小空間が、プラスαの有効な空間サービスを生み出す隠れたツボのように思えてくる。

【DATA】あけぼのゆ
住所:足立区足立4-22-3
電話:03-3886-0706
営業時間:15:00~24:00
休業日:木曜日
交通:東武伊勢崎線[五反野駅]より徒歩5分
東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ:90ページ3番

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男側の露天岩風呂から庭を見る。正面のシダ類の影に超巨大な滝石がある。滝の落差は約3m。いくつもの作庭要素が池の横で重なり、空間に奥行きが生みだされている。

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男性側の休憩スペースから岩風呂越しに庭を見る。自然の形を生かした素材使いが粋だ。

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女側にも露天風呂がある。滝や池は無いが、品良くしつらえられた庭がワイルドな岩風呂にマッチして、風情ある雰囲気を醸し出している。
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# by space88 | 2011-06-10 09:37 | ★1010/個性派銭湯セレクション

目黒区〜文化浴泉

 先日3月20日、目黒区東山にて「文化浴泉」がリニューアルオープンいたしました。
この物件では改修の設計担当をさせていただきました。25年を経たビル型の銭湯ですが、脱衣室の天井が高かったり、天然木の化粧材が良い具合で残っているところなど、もとの施設の良い部分を引き継ぎながら全体の80%ほどを改修しています。木のロッカ−や、靴箱の木札、ペンキ絵など昔ながらの銭湯の良さを現代に引き継ぎながら、照明やタイルの色使いなど現代的なイメージをミックスした銭湯となりました。丸いキャンパスに描かれた富士山のペンキ絵というのはおそらく日本で初ではないでしょうか。お風呂に入りながらこの画を是非生で観ていただきたいと思います。

文化浴泉INFO
・東京都目黒区東山3-6-8
・営業時間_15:30〜25:00
・日曜朝湯_8:00〜12:00
・定休日_月曜日

文化浴泉webサイト→


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# by space88 | 2011-04-13 13:13 | ☆東京の銭湯

銭湯で遊ぼう!vol.5

西武新宿線、久米川駅。
銭湯で遊ぼう!vol.5に参加してきました。
このイベントは、東村山で地域に根ざす活動を続ける、
NPO法人のソーシャライズさんが中心となって開催する子供のための銭湯イベントです。
(→ソーシャライズ_http://sociarise.or.jp/

理事長の片山さんとは10年ほど前、銭湯についての話をいろいろと語り合った仲。
最近ひょんなことで再会し、彼の銭湯に関わる活動の話をいろいろ聞かせてもらったばかりでした。
最近はいろいろなところで銭湯のイベントが行われているようですが、生まれては消え。。。
という活動が多い中、彼らの継続的な活動は非常に貴重なノウハウを蓄積しているように思われます。
当日のプログラムは、

・絵本朗読(白梅学園のスタッフから)
・音楽演奏〜オカリナ、琉球三味線
・昼食
・紙芝居
・お風呂でお遊び
・入浴
・浴槽でお遊び

といった流れで進行していました。。。。。
対象年齢は0〜3才の子どもとお母さん。浴室にはだいたい10〜12組くらいの親子がいました。
仕事の都合で私は午前の部しか見ることができませんでしたが、
スタッフ(白梅学園の生徒さん)達が生き生きと笑顔で動いている姿が印象的でした。
0〜3才の子供たちの表情を見ているとその様子、反応はさまざまでした。
銭湯云々といってもほとんど理解していないだろうし
はたして音楽をどの位楽しめているのか、?な面は多々ありますが、
きっと幼年期の記憶に大きなお風呂の空間がインプットされていることと思います。
そして子供達が成人したとき、また気軽に入れる銭湯が近くに沢山あるような
環境(社会)であれば良いなと思います。

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オカリナ演奏の様子。このイベントのために、子供用の音楽を練習したそうです。
ミッキーマウス、トトロ、ぞうさん等の曲を披露してくれました。

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琉球三味線演奏の様子。真ん中の子供も演奏に参加していました!とてもかわいかったです。

スタッフの皆さんお疲れ様でした&ありがとうございました!
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# by space88 | 2011-03-05 16:31 | ★銭湯イベントINFO
★ゴージャスな銭湯★(1010誌 107号掲載バックナンバー)

 銭湯には、良くも悪くも機能性や合理性から、空間の各部位に標準的な納まりや寸法がある。しかしその「標準」が当てはまらないのが、松乃湯の空間だ。
 まず目に付くのが洗い場の蛇口と蛇口の間隔。昔ながらの寺社造りの木造銭湯などでは65センチ。現代的に改修する場合、75センチというのが一般的な寸法で、多くの銭湯ではこの寸法が採用されている。ところが松乃湯では1メートルもの間隔が設定されている。これはスーパー銭湯なみのゴージャススケールといえる。
 さらにゴージャスと言えば、浴室の中央に配置された吹抜け空間が特徴的。ステンドグラスを用いた窓がある半屋内空間には、3種類もの浴槽が配置されている。これもスーパー銭湯クラスの設備で、銭湯の標準を大きく超えているといえる。
 その他、床を冷たく感じさせないために、洗い場の床中央に常時湯が流れるように配管がされた設備も通常では見られない設備だし、浴槽の笠木(浴槽縁の最上部)が水平ではなく、斜めに施工されているもの珍しい。店の入口においては屋号がどこにも見当たらず、代わりに巨大な招き猫がお客さんを招き入れている。まるで銭湯の既存イメージに挑戦しているかのようだ。
 オーナーさんにお店づくりの方法論を聞けば、ズバリ「銭湯らしく無い銭湯のイメージを自身で考え、設計士に伝えた」とのお答え。合理性や経済性を考えると、なかなか思い切った普請が難しいのが銭湯空間であるが、松乃湯のあり方はそれとらわれない経営発想を示している例と言えるかもしれない。今年10月には新たに炭酸泉が半露天部の浴槽に導入された。松の湯の進化は続く。

【DATA】まつのゆ
住所:練馬区石神井台7-11-1
営業時間:14:00~21:00(受付時間20:30まで、入浴時間21:00まで)
休業日:月・火曜日(臨時休業あり)
交通:西武新宿線[武蔵関駅]より徒歩5分
東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ:89ページ30番

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浴室中央に半屋外露天スペースが見える。オーナーの意向によりガラス張りとなった。

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半屋外吹抜けエリア。浴槽縁の最上部は斜めに施工されている。
写真奥は、炭酸泉に改修されたばかりの浴槽。

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略平面図
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# by SPACE88 | 2011-02-23 09:37 | ★1010/個性派銭湯セレクション
 先日のお知らせどおり、3年目を迎えた戸越銀座温泉がペンキ絵を描き替え、12月19日にリニューアルオープンいたしました。担当をお願いしたのは、中島師とグラビティフリー。オリジナルを描いていただいた時と同じメンバーです。戸越銀座温泉では向かって左手が「月の湯」で、こちらは伝統的な銭湯をイメージし、向かって右手の「陽の湯」は新しい銭湯の姿をイメージしています。日替わり浴槽なので毎日男女の浴室が入れ替わります。各室とも富士山をモチーフにしたペンキ絵ですが、前回よりも大胆なイメージに更新されたように思います。力作です。伝統×革新の対比がとても面白い!見学の方も何人かいて、なかなか賑やかな現場となりました。皆様お疲れ様でした。お風呂に入りながらこの画を是非生で観ていただきたいと思います。

戸越銀座温泉INFO
・東京都品川区戸越2-1-6
・営業時間_15:00〜25:00
・日曜朝湯_8:00〜12:00
・定休日_金曜日

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完成した絵。向かって左手(月の湯)が中島師、右手(陽の湯)がGRAVITY FREE
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浴槽よりペンキ絵を見上げる。お湯は黒湯の温泉です。お風呂につかりながらペンキ絵が楽しめるというのが戸越銀座温泉の特徴!
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描き替え前、オリジナルのペンキ絵全景。もうこの絵は見られない。。。。
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更新後のペンキ絵夜景。左手の穏やかな日常風景から里山をはさんで、右手の夢世界に移り変わっていくような物語性を感じます。
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# by space88 | 2010-12-30 10:44 | ★戸越銀座温泉〜info

かき氷@戸越銀座温泉

久しぶりの戸越銀座温泉INFOです。

◎12/14〜18までメンテナンス休業中です。この間に(18日)ペンキ絵を書き換えます。

担当するのはオリジナルと同じ、中島さん&グラビティフリー!
どんな絵に生まれ変わるか、乞うご期待です。



◎プチプチリニューアルオープンするのは12/19(日)

日曜ということでいきなり朝風呂あるそうです。この日の営業時間は
8:00〜12:00と、15:00〜25:00

さて、12/26日(フロの日)16:00時~21:00時の間に飲食スペースでかき氷が食べられます。◎先着100名さま限定!提供するのはMOTENAさんというユニット。

http://motena.jp/?p=657
http://motena.jp/

MOTENAさんは、2/10発売のcasa BRUTUS!「蒼井優の春夏秋冬かき氷」でオリジナルかき氷を掲載され、そのかき氷を実際に食べられる場所。。。。ということで今回のイベント?に(1日限定ですが)連動しています。蒼井さんもお気に入りのオリジナルかき氷「黒蜜と黒豆の黄金色しろくま」と「真っ赤なりんごのクリスマスツリー氷」が用意されていることと思います。

寒い日が続きますが、カッツリ暖まったあとに真冬のかき氷、いかがでしょうか?

  
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# by space88 | 2010-12-17 21:00 | ★銭湯イベントINFO
★木の浴槽がある銭湯★(1010誌 106号掲載バックナンバー)

 ありそうで、なかなか無いもの…銭湯空間における木の浴槽は、そんな存在なのかもしれない。実際、木の浴槽を使用している銭湯は都内に数軒しか無い。ハードな使用環境が前定とされる公衆浴場の性格上、木の浴槽がどのようにメンテナンスされているのか?興味津々で品川区、富士見湯を訪ねてみた。
 富士見湯の浴槽で使用されている木は、古代檜という素材だ。古代檜とは台湾産のタイワンベニヒおよびタイワンヒノキを指し、標高2000〜2700mに自生、樹齢千〜三千年を数える非常に貴重な巨木だ。また天然ヒノキチオールが多量に含まれる精油のはたらきにより、耐水性や耐久性に富むとされている。
 さてその古代檜のメンテナンスや如何に。「タイルの浴槽より簡単かもしれません」若旦那、渡部さんの言葉は、肩すかしを食らうほどあっさりしたものだった。「現在の浴槽は改築した平成8年から14年間使い続けている物です。タイルのメンテナンスと違う点は週に一回専用のリンスを全体にすることと、3〜4年に一度表面の木を削ることぐらいでしょうか」とのお話。毎日の掃除はナイロンフレッサーで、ゴシゴシこするのだという。
 実際に古代檜浴槽の状況を観察すると、日光照射で若干の苔が発生した跡が見られる(これは避けられない)ものの、不潔感を感じさせるほどではなく、とても15年近く水にさらされ続けている木とは思えない耐久性を示している。
きちんと掃除されたその他のタイル面や浴槽などを見ていると、毎日丁寧に木の浴槽を掃除している渡部さんの姿が目に浮かんできた。「掃除が簡単」と言えるのは、渡部さんの浴槽への愛着の故かもしれない。

【DATA】ふじみゆ
住所:品川区東中延1-3-8
電話:03-3782-6120
営業時間:15:15~23:45
休業日:月曜日
交通:東急池上線[荏原原中延駅]より徒歩3分
東京銭湯お遍路マップ:31ページ品川区9番

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空間の中央に配置された木の浴槽。その他部位の意匠にも個性が感じられる。

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タイルの浴槽には北投石が常時設置されている(円筒形のケース部)。「通常のお湯とは全く体感が違う」とお客さんに非常に評判が高く、導入後は利用者がかなり増えた。玉川温泉産の貴重な石という事で「是非一度お試しいただきたい」富士見湯のもう一つの個性。
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# by space88 | 2010-12-02 18:40 | ★1010/個性派銭湯セレクション

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


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