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斉藤湯(荒川区)

■入湯店名■
・斉藤湯(080211)
■所在地&電話■
・荒川区東日暮里6-59-26-3-21_電話・03-3801-4022
■利用料■
・¥430-
■営業時間■
・15:00〜24:00
■定休日■
・金曜日
■設備■
・白湯:42℃。座風呂、超音波気泡。新陳代謝が促進し血液循環が良くなる。
・ラヂウム鉱泉、やや熱め。
・サウナ:無し。
・カラン:24_
■付帯設備■
・フロント
・庭、池、鯉
・三助さん(+¥400-)
・コインランドリー
■旧暦■
・睦月5日
■13暦■
・銀河の月5日 KIN254 白い共振の魔法使い
■データ■
・天気:晴れ
・入湯時間_18:00〜19:00
・同時入湯者数:8〜9人
■記■
・大阪出身の銭湯ファン、Hさんに東京の銭湯を堪能してもらおうと、日暮里の斉藤湯にご案内した。斉藤湯は都内で唯一、背中ながし&マッサージサービスをしてくれる「三助」さんをおいている銭湯で、実は自身も「ながし」初体験。いやがおうにも期待が高まりつつ、お店に向かった。日暮里駅から徒歩5分。
 写真では伝わりにくいが、斉藤湯の構造は木造。フロント形式に中普請しながらも東京型銭湯の古き良きニュアンスが保持された、い〜感じの建物。特に内部がいい。脱衣場の脇は縁側ごしに鯉が泳ぐ池と庭があって趣き深い。木製の建具も現役で脱衣場と縁側をつないでいる。感心したのは蛍光灯にアクリル板のカバーがついているところ。他の銭湯のように、蛍光灯の光がギラつかず、拡散された柔らかな光が空間を包んでいる。ここまでくるとペンキ絵が無いのが残念だが、良い木造銭湯だ。清掃も行き届いている。
 さて、三助さんをお願いするためには、フロントでその旨を伝える。すると木札が渡され、釜場の三助さんの所にブザーで連絡が入る。客が木札を持って浴室に入ると、頃合いを見て三助さんが登場し、ながしに入る。(三助さんは昔から釜場の仕事=薪くべを兼業するという業界の風習があり、今でも釜場で待機しているようだ。ちなみに現在斉藤湯は重油を使用)
 浴室に入り、湯船で十分に体を温めた後、いよいよ三助さん登場。想像のとおり、60代のおじさんだった。早速「ながし」に入る。まず、ナイロン製のタオルで背中から腕への洗いから。実際洗ってもらうのはここまでの数分間で、あとのほとんどはマッサージ。肩こり持ちの自分はマッサージ通いも相当だが、今時のマッサージ店とも引けを取らない技術。というより、他には無い人柄を感じるような施術だった。指先から温かみが伝わるようなマッサージ、とでも言えば良いか?浴室に響く「パンパン」と体をたたく音も心地よい。会話の中に、温厚な性格〜やさしさと思いやりがにじむオッちゃん。時間は公称10分のはずだが、実際20分以上やってもらっていたような気がする。これで¥400-なんだから、マッサージの相場に比べると格安。現代的な視点からは規格外のハイコストパフォーマンスだ。それにしてもホントに気持ちよかった。Hさんも大満足で「今度来たときは写メを一緒に撮る」と言っていた。三助さんの大ファンになった様子。自分も同じく大ファンになった。弛緩&感激ひとしお!!嗚呼、三助さんを復活させたい。。。新たなるテーマが浮上。

いい感じのサイト。
http://saito-yu.com/

斉藤湯(荒川区)_f0091934_22362831.jpg

by space88 | 2008-02-12 22:36 | ☆東京の銭湯

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


by space88
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