湯フェスvol.9@ふくの湯

<熊本震災復興支援イベント>
銭湯ペンキ絵公開制作のおしらせ


2016/5/27追記
〜WEB予約受付終了となりました〜

WEBにてご予約いただいた皆様、情報シェアしていただいた皆様ありがとうございました。WEB予約の枠が定員に達しましたので、WEB予約は終了させていただきます。当日皆様にお会いできることを楽しみにしてます!


【湯フェスVOL.09@ふくの湯】
この度ふくの湯では、店内のペンキ絵描き替えにともない
皆様にその製作過程を見ていただくイベントを企画しました。
このイベントを通じて、銭湯をより身近に感じていただきたいと考えています。


銭湯の伝統「富士山ペンキ絵」生製作+ JAZZセッション。
音楽とともに熟練ペンキ絵師の妙技をライブで見る事ができる特別な空間です。
銭湯空間を利用した「カフェ」「銭湯グッズ販売」などのコーナーも出店予定。
(入浴はできません)
イベントの売り上げは「熊本震災義援金」として全額寄付させていただきます。
ご予約は下記メールアドレス 、またはふくの湯店頭にて受付しております。
みなさまのご来場をお待ちしております!

■日時■
2016年6月25日(土) 13:30開場
イベント14:00~18:00(予定)

■ところ■
ふくの湯
文京区千駄木5-41-5 (本駒込駅より徒歩7分)

■ペンキ絵師■
丸山清人 + 中島盛夫

■入場料金、ご予約先■
★入場料¥1010(完全予約制)
★ご予約、お問合せ先  yufes09@gmail.com
参加人数、代表者氏名、連絡先(メールアドレス)を記載のうえ
上記アドレスにメール送信お願いします。予約番号を返信メールにてお伝えします。 
定員80名。申し込み先着順で定員になり次第締切らせていただきます。
ご予約後のお支払いは、当日窓口にてお願いします。

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■出演者プロフィール■
★丸山清人(ペンキ絵師)
昭和10年、東京生まれ。昭和28年背景広告社に入社。昭和55年より独立して活動。銭湯最盛期より都内の北東部を中心として千葉県、神奈川県等に数多くの銭湯背景画を作成。多数の個展やグループ展を通じ背景画以外にもペンキ絵作品を発表している。最近では2007年六本木ヒルズ森美術館で開催された、36組の日本の現代アーティストを紹介するアート展「六本木クロッシング」にも出品。ユニークな作品制作スタイルとタッチが評価された。

★中島盛夫(ペンキ絵師)
昭和20年、福島県生まれ。昭和39年背景広告社に入社。昭和45年より独立して活動。全国でも数人しかいなくなったとされる業界の中で、現在最も精力的に活動しているペンキ絵師。南西部を中心に、都内全般に銭湯背景画を作成。近年ペンキ絵が再び脚光を浴びる中、住宅や商業施設、テレビコマーシャルの背景画、子供のための絵画ワークショップを行うなど活動の巾を広げ続けている。2009年、直島にある現代美術作家の大竹伸朗作「Iらぶ湯」の背景画も担当した。

★Streamliner(JAZZセッション)
太田 弘行(G. Vn.)
9才よりウクレレ、10才よりギターを弾き始める。NHK東京放送児童合唱団出身。故・日野元彦氏にジャズドラムを師事。ジャズ、シャンソン、ハワイアン、カントリーなど、ジャンルを超えてバンドのサポートを中心とする傍ら、ソロでは芸名:鰯家猫輔(いわしや ねこすけ)と名乗り、ウクレレ都々逸として演芸も行い、フィドル(バイオリン)、キーボード演奏など、その活動は多岐に渡る。ウクレレ漫談家 牧伸二の甥。
若林 秀治 (G.)
1930年代のアールデコの世界を再現したCAFÉ STREAMLINEのオーナーでもある一方、ジャズギター演奏、イラスト画、建築なども手がける。マルチプレーヤー独特の世界観で聴衆を魅了。

★町田忍(庶民文化研究家/実況解説)
和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代ヒッピーに憧れてヨーロッパを旅する。帰国後、日本文化に興味を抱き博物館学芸員資格を取得。警視庁警察官を経て、庶民文化において見落とされがちな風俗意匠研究のため「庶民文化研究所」を設立。特に銭湯にかけては第一人者。約35年をかけて全国の銭湯約3000軒以上を訪ねて取材。主な著書に『写真集 銭湯遺産』(戎光祥出版)『銭湯の謎』(扶桑社)『銭湯へ行こう』(TOTO出版)『東京ディープ散歩』(アスペクト)などがある。テレビ、ラジオ等出演も多数。(社)日本銭湯文化協会理事。

■INFO■
★ 入場料金¥1010-。イベントは完全予約制となります。
★ ご予約はふくの湯店頭でも受け付けています。電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。
★ 入浴イベントではありません。入浴はできませんのでご了承ください。
★ フード&ドリンクmenuもご用意する予定です。
★ 会場に駐車場はありません。公共交通機関利用にての来場にご協力お願いします。
★ 当日ヘルプスタッフ募集中。ご希望の方は yufes09@gmail.comにメールください。
★ 企画運営:ふくの湯+銭湯振興舎+銭湯もりあげた〜い
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# by space88 | 2016-05-25 16:46 | ★湯フェス
【ペンキ絵制作見学会@第一金乗湯_開催のお知らせ】
この度、第一金乗湯では店舗改修リニューアルにともない銭湯ペンキ絵の描き替えを行います。貴重なペンキ絵制作の現場を皆様に見ていただきたく、この機会を公開制作とさせていただきました。みなさまのご来場をお待ちしております!

■日時■
2013年2月28日(木)
9:00~16:30(予定)

■ところ■
第一金乗湯
板橋区若木1-19-6(東武東上線、上板橋駅より徒歩十分)
http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?p=板橋区若木1-19-6&lat=35.76875266&lon=139.67117920&ei=utf-8&sc=3&datum=wgs&gov=13119.57.1.19.6&ac=13119&az=57.1.19.6&layer=pa&v=3

■ペンキ絵師■
丸山清人 + 中島盛夫

■出演者プロフィール■
★丸山清人(ペンキ絵師)
昭和10年、東京生まれ。昭和28年背景広告社に入社。昭和55年より独立して活動。銭湯最盛期より都内の北東部を中心として千葉県、神奈川県等に数多くの銭湯背景画を作成。多数の個展やグループ展を通じ背景画以外にもペンキ絵作品を発表している。最近では2007年六本木ヒルズ森美術館で開催された、36組の日本の現代アーティストを紹介するアート展「六本木クロッシング」にも出品。ユニークな作品制作スタイルとタッチが評価された。

★中島盛夫(ペンキ絵師)
昭和20年、福島県生まれ。昭和39年背景広告社に入社。昭和45年より独立して活動。全国でも数人しかいなくなったとされる業界の中で、現在最も精力的に活動しているペンキ絵師。南西部を中心に、都内全般に銭湯背景画を作成。近年ペンキ絵が再び脚光を浴びる中、住宅や商業施設、テレビコマーシャルの背景画、子供のための絵画ワークショップを行うなど活動の巾を広げ続けている。2009年、直島にある現代美術作家の大竹伸朗作「Iらぶ湯」の背景画も担当した。

■INFO■
◆ 無料イベントです。予約等不要。 
◆ 入浴イベントではありません。入浴はできませんのでご了承ください。
◆ 第一金乗湯本オープン (通常銭湯の営業)2013年3月1日(金)16:00より
◆ 会場に駐車場はありません。公共機関利用にての来場にご協力お願いします。
◆ イベントに関する「第一金乗湯」へのお問合せはご遠慮ください。
◆ お問合せ先:space88@blue.plala.or.jp
◆ 企画運営:銭湯振興舎
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# by space88 | 2013-02-19 17:48 | ★銭湯イベントINFO
★日本一大きな富士山ペンキ絵のある銭湯★(1010誌 114号掲載バックナンバー)

 古き良き関東型銭湯の特徴のひとつとして「浴槽の背景に富士山ペンキ絵が描かれている」という点があげられる。浴槽にはられたお湯から連続するように、湖や海の背景にそびえる富士山が描かれていることが多く、このスタイルはペンキ絵のことを「背景画」と呼ぶゆえんともなっている。 
 今回取材した文京区、鶴の湯もこの点は同じで、浴槽背景の男女壁それぞれに富士山が描かれている。今は亡き早川ペンキ絵師の作品だ。
 ところが2011年末、既存の二つの富士山に加えてもう一つの富士山が鶴の湯の浴室に描かれた。三つ目の富士山の登場だ。新たな富士山が描かれた場所は、浴槽が配置する側と反対側の壁。発案は鶴の湯をきりもりする三代目女将の中島さん。「お客さんが大きな浴槽につかりながら富士山を眺めたら、ゆったりとした気分になってもらえるだろうな、と思って」というのがその理由。
 創業90年という老舗銭湯を切り盛りする中島さんは「昔ながらの銭湯」にこだわり、少しずつ改修を重ねて鶴の湯を維持している。一時はフロント化の計画もあったが、父の意見に反対し、あえて番台形式を継続した経緯がある。三つ目に描かれた富士山ペンキ絵は、私の知る限り銭湯では日本で一番大きなものとなった。また、浴槽の反対側の壁に描かれた富士山は都内でも二カ所しかない。古き良き銭湯。しかし個性派。これは「昔ながらの銭湯を守りたい」という中島さんの思いが、攻めの姿勢で表現された空間なのかもしれない。

【DATA】つるのゆ
住所:文京区千駄木5-32-2
電話:03-3821-2514
営業時間:16:00~24:00
休業日:土曜日
交通:東京メトロ南北線[本駒込駅]より徒歩7分
東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ:14ページ14番

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浴槽から眺める富士山は何とも雄大。中島盛夫ペンキ絵師により描かれ、クラッシックなのに斬新な空間となった(図中壁3の位置)


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壁2(男湯)に描かれた富士山(早川ペンキ絵師による)


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壁1(女湯)に描かれた富士山(早川ペンキ絵師による)


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鶴の湯の略平面図
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# by space88 | 2012-10-17 11:16 | ★1010/個性派銭湯セレクション

NUMERO TOKYO 5月号

~ NUMERO TOKYO 5月号(3/28発売)~

 numero TOKYO5月号の「We♥OFURO〜日本のお風呂カルチュアー再考」16ページにわたる記事中で、日本の銭湯が大きく取り上げられています。今井健太郎建築設計事務所のインタビューと作品紹介記事も(文化浴泉さんをメインとして)掲載していただいています。先月のGINZAの掲載に続いて、2ヶ月連続で女性ファッション誌に銭湯が紹介された、ということになります。確実にこんな状況は今まで無かったと思われます!

 特集の視点は「日本のお風呂カルチュアー再考」ということで、銭湯だけの特集では無いのですが、半分が銭湯に関する記事になっています。うれしいのは、扉頁の見開きイラストをめくって次頁、銭湯から話が始まること。前半の半分が銭湯で、後半の半分がリゾートや旅館、世界のお風呂という構成です。ファッション誌なだけに写真もきれいで、オシャレ目線でとりあげられすぎの感無きにしもあらず、では有りますが、この状況自体がとにかく新しい!と思います。やっぱり「日本のお風呂カルチュアー」は銭湯から語られるべき!ですよね。NUMEROさんの編集ナイス!
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# by space88 | 2012-04-05 05:16 | ★メディア出演、掲載

GINZA 4月号

 GINZA  2012_4月号(3月12日発売)女性ファッション誌GINZA4月号、「ももクロちゃんと銭湯へ行く」の記事中で「千駄木ふくの湯」さんが紹介されました。この記事は、1991年生まれ、MARIKO編集長による「東京ブランドで巡るときめき東京クルージング」中のアーカイブです。

 とうとう「銭湯が女性ファッション誌についに取り上げられる!」時代が来ました。銭湯業界を知りはじめてから10年になりますが、これは非常に画期的なできごとだと思っています。CREAなどを中心に「日本のおしゃれ旅館やアジアンリゾートなどの特集」は女性誌の定番企画であったと思いますが、銭湯が女性誌ファッション誌でまともに紹介されるのは、おそらく初めてのことではないかとおもいます。しかも銭湯が完全にファッション目線で切り取られ「東京ブランド」で「ももクロちゃんと行く」形となっています。「東京銭湯1週間クルーズ」という銭湯7選の紹介中2つは銭湯では無く、スーパー銭湯だというオチがつきつつ、何がMARIKO編集長のアンテナに引っかかったかは謎。(千駄木ふくの湯さんは7選のうち土曜日のクルージング?枠で紹介されています)時代の変わり目かもしれない。。。
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# by space88 | 2012-03-18 04:46 | ★メディア出演、掲載
銭湯イベントのお知らせです!
日本銭湯文化協会さんとのコラボ企画です。
下記銭湯イベントでコーディネーター(銭湯マイスター)としてウォーキングのご案内をします。
皆様、是非お気軽にご参加ください。
(往復はがきの申し込みのみです)
****************

宗教建築と銭湯。日本の「清め」としての文化に親しむイベントです。
お寺と神社の基本的な参拝マナーを学びながら港区の街を散策します。
その後、銭湯で入浴マナーを学んだあとに入浴します。

●日時:4月21日(土)12:00集合〜16:00入浴後解散予定(雨天決行)
●集合場所:都営地下鉄「御成門」A6地上出口。時間厳守。
●対象:12歳以上で軽いウォーキングが可能な方。日本語のわかる外国人も、お気軽にご参加ください。
●定員:30人(多数組の場合は抽選)
●費用:1010円(入浴料金を含む。当日お支払いください)
●申し込み:
往復はがきの往片に、下記事項を記入(参加者全員)
(1)郵便番号
(2)住所
(3)氏名(フリガナ)
(4)性別
(5)生年月日
(6)電話番号
そして復片に、代表者の
「郵便番号・住所・氏名」を明記の上、
〒106-0047 港区南麻布1-15-12 竹の湯 までお申し込みください。
●締め切り:3月31日(必着)
●問い合わせ:港区公衆浴場組合 電話_締切りました
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# by space88 | 2012-03-04 10:19 | ★銭湯イベントINFO
NHKラジオ第一
「世の中面白研究所」MC小堺一機さん
放送予定日:3月5日(月)20:05~20:55
にゲスト出演させていただきました(収録)

今回放送のテーマは「銭湯ニューウェイブ!?」
昨年末にリニューアルオープンした、文京区千駄木ふくの湯さん
(設計監理担当/今井健太郎建築設計事務所)
について、新しい銭湯の流れについて、などなどお話しさせていただきました。
どうぞご視聴ください!

出演
小堺一機さん 堀越のりさん 今井健太郎
くどーみやこさん 山本志保アナウンサー 

世の中面白研究所→
http://www.nhk.or.jp/r1-night/omoshiro/

*番組概要:小堺一機さんが所長を務める謎の研究所。
それが「世の中面白研究所」。この研究所では、知らなくても生きていける、
でも知っていれば人生をよりイキイキと豊かにする様々な情報を収集し、紹介します。
研究所の敏腕研究員たちが日夜、そんな情報を探し求めて各地を歩き回り、
小堺所長にプレゼンする、それが「世界面白研究所」!
知りたかった情報、知らなかった情報を教えてくれる知的バラエティー番組です。

*収録後記念撮影をしていただきました。
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# by space88 | 2012-03-03 20:25 | ★メディア出演、掲載
★ビルイン型の伝統的銭湯!?★(1010誌 112号掲載バックナンバー)

「昔ながらの銭湯の間取りと造り」をそのままビルインさせた銭湯。鶴の湯を端的に表現するとそういう事になる。外観から見るとビルの下階が銭湯になっているだけなのだが、店内に入ると(高窓形式ではない事以外は)昔ながらの木造銭湯そのままの造りが色濃く残る銭湯だ。
 現在のビルは昭和52年竣工だから、築34年を経過したという事になるが、それ以上の風格と歴史的雰囲気を感じてしまうのはなぜなのか?オーナーの川端弥太郎さんにお話をうかがい、その訳を知る事になった。
 鶴の湯の内装では床材や、番台、化粧梁材、化粧柱材、建具など、そこかしこに高い品質の木材がふんだんに使われている。実はこれら現在の内装に使用されている木材のほとんどが、建て替え前の木造銭湯で使用されていた木材の再生利用品なのだ。前代の木造銭湯は関東大震災(昭和10年)後に建てられているので、これら再生利用の内装材は、おおよそ75年の時を刻んでいる計算となる。ビル銭湯なのに、不思議な風情と味わいがあるのはそういう訳かと納得。感動と感慨を覚えるオーナーからのお話であった。
 銭湯の文化とは、生活の中で使われながら育まれる「生活文化」であり、その様態は時代によって変化し続けていく。いわば現在進行形の文化であり、その意味で鶴の湯は時代に同調しながら「銭湯の歴史」を伝えていきた、生きた美術館といえるかもしれない。伝統的銭湯を後世に残していく一つの方法論がここにある。

【DATA】つるのゆ
住所:台東区東上野5-22-7
電話:03-3845-0268
営業時間:15:00~24:30
休業日:月曜日
交通:東京メトロ銀座線[稲荷町駅]より徒歩5分
東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ:19ページ32番

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内装材として木がふんだんに使用されている。30年以上前に建築素材の再生利用というコンセプトで店造りをしていたということに、オーナーの先見性を感じる。


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番台の歴史は内装材の中でも一番古い。昭和3年に造られたというから、83年もの間使われ続けられている。番台に座る女将さんがいつも着物姿というのも鶴の湯の魅力のひとつ。


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外観の様子。半階分の階段を上がり、のれんをくぐる。のれんから先は昔ながらの銭湯の間取りとなる。


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ふんだんに木素材が使われている脱衣室。ただ古いだけでなく、手入れもきちんと行き届いる現役感。木の桶も嬉しい。
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# by space88 | 2012-01-21 11:06 | ★1010/個性派銭湯セレクション
★配置が超個性的!吹抜け露天岩風呂のある銭湯★(1010誌 110号掲載バックナンバー)

 大きな岩風呂の露天風呂でゆっくりと湯を楽しむ。風呂好きで日々忙しい都会の人間にとって贅沢な癒しのイメージであるが、のぼり湯では日常的にこれが楽しめる。まさに「遠くの温泉より近くの銭湯」と言いたくなる空間だ。
 露天岩風呂が銭湯にあること自体は、それほど珍しいことではない。しかしのぼり湯が特徴的なのは、露天風呂の配置と置かれた岩の大きさにある。通常木造銭湯において、露天風呂はメインとなる浴室母屋の両サイドに配置されるケースがほとんどだが、のぼり湯は、母屋の中央に露天風呂が位置している。なぜこんな位置に露天風呂があるのか?銭湯建築設計者としてはとても気になるのだが、その理由は中普請の経緯にあった。
 昭和42年に創業したのぼり湯は、外観としては通常の関東型木造銭湯であった。しかし浴室の中央にどーんと岩が積み重ねられており、これが当時からお店の売りとなっていた。当初岩風呂はあくまで内風呂の空間であったが、平成20年の中普請時に岩の配置をそのままに改修することになった。木造中央部分の大屋根が大胆に取り払われることで、岩の内風呂が「吹抜け露天岩風呂」として生まれ変わったというわけである(図面参照)。
 時代はエコ。モノの再利用がうたわれる今日この頃。これだけの巨石を銭湯建築用材として使える時代は当分来ないであろう。なんとも贅沢な資材が再利用された銭湯である。

【DATA】のぼりゆ
住所:三鷹市井口5-5-18
電話:0422-31-7645
営業時間:16:00~23:00
休業日:水曜日
交通:JR中央線[武蔵境駅]よりバス[井口新田]下車、徒歩3分
東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ:117ページ3番

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創業時は屋内の岩風呂空間として、この空間に屋根がかけられていた。以前は男女の仕切り壁も岩だけで構成されていたというから驚く。


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屋内の浴室空間。右手が露天風呂に通じる扉。


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図面:左手が改修前のレイアウト。
右手が現況のレイアウト。黄色いエリアが屋外空間となった。
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# by space88 | 2012-01-21 10:53 | ★1010/個性派銭湯セレクション
★「×2」以上!の空間をもつ銭湯★(1010誌 109号掲載バックナンバー)

 なんと創業は都内最古の1773年。あけぼの湯の空間的特徴は、浴室空間が「二階建て」
になっていること。部分的ではなく、完全に二層分がサービス空間として提供されている銭湯は珍しい。浴槽メニューは水風呂を含めて12種類。しかもお湯は天然温泉!
 そのバラエティーに富む空間構成は、まず1階にエントランス/ロビ−/食事処/脱衣室/洗い場、そして露天風呂が配置されている。ここだけでも完全に通常の銭湯として完結できるのだが、これに加えてさらにもうワンセット、浴槽と洗い場が2階にも配置されており、他に二種類のサウナ、水風呂、そして写真の岩盤泉がある。上下階は内階段でつながれており、浴槽の湯量、カランの数、営業面積…いずれをとっても通常の二倍分、いやそれ以上の空間を誇る銭湯となっている。
 このような巨大銭湯となったのは、実は平成8年の改修時。もともと銭湯は二階だけの営業で、一階はテナントとして運営されていた。その後一階は空きテナントとなってしまったのだが「であれば一階も銭湯として営業面積を拡大してしまおう」となった。現在で19代目となる、伝統家業経営者の英断である。結果として近隣のスーパー銭湯や健康ランドにも負けない銭湯になった。土曜日曜は14台の無料駐車場が満車。パートさんに車の整理員をお願いしているという。いやはや、どこを切っても大きなスケールの銭湯だ。 

【DATA】あけぼのゆ
住所:江戸川区船堀3-12-11
電話:03-3680-5611
営業時間:15:30~24:00(日曜・祝日 14:00~24:00)
休業日:木曜日
交通:都営新宿線[船堀駅]より徒歩5分
東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ:108ページ55番

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岩盤泉浴槽は2階に。もとは脱衣室として使用されていた空間。浴槽内にはさまざまな鉱石が粉末状にされて練り込まれたタイルが貼られている。


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2階の浴室空間は、オーソドックスな銭湯スタイル。


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1階の浴室空間には、個性的な浴槽が配置されている。


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# by space88 | 2012-01-21 10:44 | ★1010/個性派銭湯セレクション

東京都内の銭湯や温泉を中心とした、建築士:今井健太郎の風呂日記。雑誌1010掲載エッセイのバックナンバーもこちらでご覧頂けます。


by space88
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